MOEDAN

※垂れ流してる萌えは妄想によるフィクションです。

愛すべき馬鹿

※notパロディ

ニヒル☞☞☞☜ニッツ

可愛い初恋HOMO

 

 

 

 

 

 

「ニヒル、キスして欲しい」

 

こいつはたまに飛んでもない言葉を口にするが、今日はまた吹っ飛んだ発言だった。

キスと言う行為は俺も理解している。

お互いの唇を重ねるってやつだ。

でもどうしてそれをするのかまでの理由ははっきりとわからないでいた。

 

「…意味分かって言ってんのか?」

「この間ヴェーちゃんに教えてもらったんだ!お口をくっつけると愛が分かるんだって~!」

 

呑気に答えているが、お前そもそも愛を知らないだろ。

あの天使め。余計な情報吹き込みやがって。

 

俺たちは感情が分からない。

だから一つ一つを理解していくのに時間がかかる。

もちろん目の前でアホなセリフを吐いてるニッツも俺も、感情が未だに理解が乏しいのだ。

愛って言葉は知っているが、それがどの感情に当てはまるのか…まるでパズルを繋げるように覚えていかないといけない。

 

「ニッツは愛を知ってどうすんだ?」

 

質問が的確過ぎたのか、またはよく考えてなかったのか、きょとんとした顔でニッツはぼんやりと、

 

「…どんなものかを知りたいだけ、かなぁ?」

「知りたいだけって…それだけでせがむなよ」

 

あまり深く考えてなかったのか、言われてみればどうして知りたいんだろう、なんて真剣に悩み始めてしまった。

こいつはやたらリアクションが過剰で、表情もコロコロ変わるから見ていて面白い。

 

「あ、でも!」

 

閃いたようにパッと顔色を明るくして出てきた発言は、これまたぶっ飛んだ内容だった。

 

「僕、ニヒルのこと好きってやつかもしれないから、キスしても良いと思うんだよね!」

「お前なぁ…」

 

何を言ってもこいつは馬鹿だから意味がなかった。

俺は別にNOって言う訳ではなく、ただ、キスをしたらニッツとの関係が少しギクシャクしそうで気持ちが進まなかった。

本当に、良いのか?

そう自問自答をしている暇もなくニッツは立て続けてこう言い放つ。

 

「ねぇねぇ!してみようよ~!」

 

人一倍興味を持つだけにしつこい。

少し間をおいて俺が出した答えは———

 

「いつかな。俺がお前に愛を知った時、俺からしてやるよ。」

 

我ながらクサイ台詞を言ってしまった…と、恥ずかしく思ったが、目の前にいるニッツを見てさらに驚いた。

 

 

お前、顔真っ赤じゃないか!

 

 

 

Lovable idiot!

 -愛すべき馬鹿-

 

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(自分で書いてて口から砂糖出してる…)

 




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