MOEDAN

※垂れ流してる萌えは妄想によるフィクションです。

いっそひと思いに死なせておくれ

※白組

※ヴェー様の愛が重い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エテ、指、貸して」

 

 

ここ最近毎日聞く言葉。

白く天使の様な見た目をした男は、今にも消えそうなか細い声で僕に縋った。

本当に、昨日も、一昨日も、その前も。

何があったかなんて、僕には分からない。

ただ一つそうだろうなと感じるのは、ニヒルを残して他の仲間が消えてしまった事。

ニヒルは僕と同じ例外の特別枠なのか、全ての感情を知っても消える事も無く毎日を過ごしていた。

生まれて初めて同じ種族の友達が出来たみたいで嬉しかったけど、ニヒルはもう誰も居なくなってしまった現実に酷く落ち込み言葉も出ない状況が続いていた。

当然声なんて掛けられず、友達どころか逆に嫌われている可能性も否定出来ないので関係性は一向に進まない。

 

 

「本当に、お前の指は綺麗だよね、」

 

 

目の前の白く儚い男、ヴェーシはぽつりぽつりと言葉を零した。

彼には僕の様な角持ちを見届ける役目があった。

――死ぬまで与えられた任務、と、以前呟いていた。

彼の中で一体何を抱きながら苦しんでいるか、僕は謎のままで到底理解は出来ないだろう。

 

きっと、負担が大きいのかもしれない。

 

僕には耐え切れないくらいの大きいもの。

本来ならば僕も消えゆく運命にあったのかもしれないし、ヴェーシはどこかで僕が消えるとも感じているのだろうか?

 

 

「…どうしたの、ここ最近、ずっと、堕ちてない?」

「ちがうよ、違う…俺はずっと、こうして、壊れるのを抑えているだけだ」

 

 

言葉が、もう出て来ない。

彼は、一体何人僕たちの仲間を見届けただろうか。

本当なら喜ぶべき感情では無いのか?

ずっと疑問に感じていたけど、今ここでその問いを投げたら彼は言葉の通り壊れてしまうのかもしれない。

 

 

「――――エテは、」

 

 

僕の手にヴェーシの指が絡む。

体温など最初から無かった様な冷たさが纏わりついた。

爪も引っ掛かり、握りしめながら口元へ移動する。

 

 

「このまま俺と、居てくれる?」

「…居るよ、ずっと、だから、」

 

 

 

 

そのまま指を、噛み切らないで。

 

 

 

 

 

 

 

 

Put me out of misery!

愛したまま消えた方が幸せだった

 

 

 

 

 

 

 

BGM:unravel

 

 

 

 

(暗めな白組)

(ヴェー様多分ヤンデレ)

 



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